教育先進地視察レポート

最終更新日:2015年2月2日
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(2014.11.24〜26/27)

日にち    訪  問  先    参  加  者
11.25能代市立竹生小学校
 能代市立東雲中学校
教育委員4名
 小中学校教諭3名
 学校教育専門官  (計8名)
11.26能代市立常磐小学校
 能代市立常磐中学校
小中学校教諭3名
 学校教育専門官  (計4名)


《 視察報告 》

教育委員  有賀うらら

第1 はじめに
 秋田県能代市は,教育先進地ということで,昨年度に引き続き視察地に選ばれました。本年度は,市内の小学校2校と中学校2校を訪問しました。さすがに,どの学校のどの授業も工夫がこらされており,内容が濃いことに目を見張りました。

第2 視察報告

1 【能代市立竹生(たこう)小学校 】
  〇児童数 28名  学級数 5
  〇学校教育目標
   夢いっぱい ふれあいいっぱい
       こころ豊かに生きる竹っ子の育成

   〜共にやさしく かしこく たくましく〜


(1) わくわく にこにこ
 竹生小学校は,児童数28名,学級数5という小さな小学校です。1年生と6年生は1学級に1名の先生がいますが,2・3年生と4・5年生は,それぞれ1つの教室で1人の先生が教えています。
 校長先生は学校経営方針の話のなかで,「与えられる・やらされるのではなく,進んで取り組める。」というのを目標にしているとおっしゃっていました。生徒たちが,楽しんで授業に取り組み,脳に汗をかき,結果として学力向上につながる その仕組み作りと工夫が校内のあちこちに見られました。  (校長先生手作りの掲示/クリックで拡大します)


(2) 秋田スタンダートの徹底
 秋田県総合教育センターで発刊する「あきたのそこぢから」いわゆる秋田スタンダードには,授業の基礎基本が示されています。今回の訪問校だけではなく,全県でこの取り組みは徹底されているそうです。授業のプロとして,先生方の意識の高さと熱意が伺えます。


  
 (秋田県教育委員会webサイト あきたのそこぢから −授業の基礎・基本− より)

  

 例えば上の画像は,秋田スタンダードで示される板書指導です。竹生小学校でもその指導が隅々まで行き届いて徹底され,しっかりと定着をしていました。学年学級を通じて,黒板の書き方のスタイルや授業の進行スタイルは同じです。学校全体で一つの授業を見ているかの印象を得ました。黒板が視覚的に工夫されているので,何を学習しているのか見てすぐに分かります。黒板に貼る用紙はあらかじめ準備されていて板書が少ないので,進行のテンポが良いです。子供たちは授業に集中し,活発な発言をしていました。




2 【能代市立東雲中学校】
  〇生徒数 251名  学級数 10
  〇学校教育目標
   健康で、豊かな心と知性をそなえ、
    すすんで自己を開発する生徒の育成

   〜地域を元気にする学校、
         地域に応援される学校〜



(1) 秋田スタンダードのさらなる進化
 授業の流れは小中学校通ずるものがありますが,中学校では,小学校で行われていたアナログ的な黒板の板書を維持しつつ,デジタル機器を多用してさらに見せる授業が展開されていました。技術の授業,体育の授業までもがプロジェクター等を使い,課題を大きく,見やすく,分かりやすくする工夫が随所にされていました。先生方の工夫と熱意で,自然に授業に引き込まれるので,生徒は目的意識を持って,自発的に活気ある授業時間を過ごしています。

     
        技術家庭科の授業             体育 バレーボールの授業



第3 視察の感想
 秋田スタンダードにより,今の授業の何が課題で,どこを目指すのかが明確になります。質の高い授業を運営する先生方の姿を見ることにより,生徒は論点をつかみ論理的に考えて情報を人に伝える方法を自然に身につけます。自ら問題の所在をつかみ目標設定を行い周囲とコミニュケーションを取って問題解決してゆく能力は,生きる力につながります。ここ秋田では学校の授業を通じて学力のみならず,次世代をになう人材の育成をしていると感じました。





※関連情報
 能代市立竹生小学校公式サイト
 能代市立東雲中学校校公式サイト
 能代市立常磐小学校公式サイト
 能代市立常磐中学校校公式サイト
 秋田県教育委員会


     



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